2025年7月3日木曜日

ネジバナの実

 


数週間前にネジバナの花を撮影した公園に行ってみた。ネジバナの実を撮影したかったからだ。
ネジバナの生える場所は芝生なので、公園の管理業者が芝ごとネジバナを刈ってしまっていないか心配だったのだが、公園の端っこの芝は刈残しが多く、ネジバナも多く見られた。


こっちが若い実で


茶色くしょぼくれたのが熟した実。
熟した実はどれも割れていて、この隙間から種をこぼすのだろう。
熟した実の中に割れていない実は一つも見つからなかったので、熟したらすぐに割れるのかもしれない。


熟した実を振ると、塵のように細かい種が沢山出てくる。これをちゃんと拡大して撮影するのは今の僕の装備じゃ無理そうだ。顕微鏡持っていないんだよなぁ。


さて、今日もオオバコの定点撮影。定点撮影をしている個体は、万が一に備えて4株用意してあるのだが、そのうちの一つがちぎられてしまっていた。撮影場所は人気のない林道の入り口であることから、人の仕業だとは思いにくい。シカが食べたりしたのだろうか?




雌花が咲き終わった後に雄花が下から上に咲いていっているのがわかるだろうか?
あと1カットで雌性先熟の撮影は終わりにしよう。

2025年7月2日水曜日

ドングリの蜜

 


林道でぽつぽつ見かける野イチゴ。
ニガイチゴだと思う。この林道に落ちている獣糞の中にはよく野イチゴの種が入っているのだが、ニガイチゴの種だろうか?実を持ち帰り、種を観察しておけばよかった。


野イチゴの種が入った獣糞。


車を止めていた公園にコナラの木が生えていた。しかも、かなり実付きが良い。ほとんどの枝に大量のドングリが生っている。せっかくなので幼実を撮影。
撮影地は北杜市武川町で、ここはやや標高が高いので甲府盆地に比べてドングリの成長が遅い気がする。


同じ木でとても気になる現象を見つけた。ドングリから蜜のようなものがあふれ出ているのだ。
一瞬だけだが、枝を徘徊していたクロオオアリがこの蜜を舐めるような仕草をしていた。しかし、そのシーンが見られたのは一回きりで、しかも蜜を出しているドングリはこの木に2つしか見られなかったので、サクラの花外蜜腺のように普段から分泌しているというわけではないのかもしれない。
それにしても、これは何なのだろう。何かの虫が幼実に傷を付けて、その穴から樹液が溢れてしまっているとか?

2025年7月1日火曜日

蕊の色

 


スマホのメモに残してある「今年撮るものリスト」を見ていたら、オオバコの雌雄異熟の様子を撮り忘れていることに気づいたので急いで撮影することに。万が一、今回撮り逃してもオオバコは秋にも花を咲かせるのでチャンスは無数にあるのだが、定点撮影の類は早いうちから取り組んでおいた方がクオリティが上がりやすい。

オオバコは、まず雌花を咲かせてから雄花を咲かせる雌性先熟なので、その様子を数日かけて同じ個体で定点撮影する必要がある。確か2年前に一度撮影はしているのだが、2年前の写真ではクオリティが心もとない。
当時の写真を見る限り、雌花が完全に咲いてから雄花が咲き進むまで、約4日程かかっているようだ。
上の写真はまだ雌花が咲く前なので、ここから撮影を始めたら雄花が咲くまで一週間近くはかかるだろうか?


畑の脇に植えてあるヒマワリが、だいぶ大きくなっていた。


花を咲かせている個体もちらほら。
ヒマワリは、品種によって蕊の色が違う。上の画像の花は蕊が茶色がかる品種だが、児童書の中で登場するヒマワリは、蕊が黄色っぽい品種が多い。
もし、定番のヒマワリを撮影したいなら、ロシアヒマワリを植えるのが一番良いと思う。
ロシアヒマワリは、蕊がちゃんと黄色っぽくて見慣れた姿をしているし、実が熟しても種がこぼれにくいので、花から結実までを定点撮影しやすいというメリットがある。ロシアヒマワリは元々種から油を採るために作られた品種らしいので、種が自然にはこぼれにくい品種になっている。


竹の排水行動。ちゃんと調べていないので何の種類だかわからない。
普段、児童書や写真集ばかり読んでいて図鑑をあまり読まないので、同定が得意じゃないんだよな。