2026年3月16日月曜日

子房の断面

 朝から公園でひたすらにノゲシの葉っぱをちぎる。


「葉っぱから毒が出る」というテキストに合う写真を撮ろうとしたのだが、よくよく考えたらノゲシから出てくる乳液は毒ではない?
タケニグサなんかはアルカロイドを含む乳液を出すので毒と表現できるのだが、タンポポやノゲシから出る乳液はかぶれの原因になるとはいえ、毒だと言えるのだろうか?そもそも、人間にとっては有毒でも、虫の視点からは無毒の可能性もあるし。
うちにある多田多恵子さんの葉っぱの本によれば、乳液にはゴム成分が含まれていて、それが虫の口をふさいでしまうと書いてあった。


午後、アブラナの断面を撮影しようとしたら大苦戦してしまい、3時間かかってしまった。
蕊とがく片を取り払うところまでは楽勝なのだが、子房の断面を中の胚珠を崩さないように切断しようとするとめちゃくちゃに難しくて、投げ出しそうになった。何とか撮れたのだが、これでも正直完ぺきではない。
今月のしぜんキンダーブックのテーマが「菜の花」だったのでお手本に開いてみたら、アブラナの断面の写真のクオリティがかなり高くてびっくり。多分生き物系じゃないカメラマンが撮影した写真だと思う。






2026年3月15日日曜日

菜の花

 スミレを撮りたいので原付で市内を回ってみたのだが、ノジスミレしか見つからない。今撮りたいのは普通のスミレだ。ノジスミレよりも紫色が濃くて花の中に毛があることで見分けられるのだが、意識して探したことが無かったので見当がつかない。フィールドを歩いていれば普通に見つかる種類だとは思うのだが、撮影向きの綺麗な株を探すとなると、ある程度時間はかかりそうだ。
あまりに見つからなかったのでネットで検索したら、ネットに載っている写真の殆どが4月過ぎに撮影されている写真だということが分かった。もしかして、まだ時期が早い?
某ストックフォトに載っている平野隆久さんが東京で撮影されたスミレの写真も4月過ぎに撮影されていたし。


アブラナの花がピークだ。
 

セイヨウミツバチが蜜を吸う様子を撮ってみる。ミツバチを撮るたびに思うのだが、蜜を吸っている間も細かく動いているのか写真がぶれやすい。ストロボの光量を大きくし過ぎると閃光時間が遅くなってブレるので、光量は落とす。



花には6本の雄蕊と1本の雌蕊がある。がく片が黄色ではなく緑色なのでアブラナではなくセイヨウアブラナのはず…?


オオイヌノフグリに訪花したセイヨウミツバチ。この写真も、よく見ると微妙にブレている。
オオイヌノフグリは花茎が華奢なので、ミツバチが止まると花が下にぐわんと傾いてしまい、撮影が難しい。
四苦八苦しているうちに、ミツバチはどこかへ飛び去ってしまった。



2026年3月14日土曜日

ヤブツバキと蜜

 


ヤブツバキの蜜を撮影するために山梨南部へ。
ツバキはサザンカと違って蜜が蕊の中に隠れているので、蜜を撮影するには剃刀で断面を切っていく必要がある。
ただ、下向きに咲いている花は中から蜜が垂れてくるようで、蕊の先端が密でべたついていたりした。


期待していたより蜜がうまく写らない。分泌量は多くて花の内部は常にテカテカしているのだが、もう少し水滴状に分泌されてくれないと写真に写らないんだよなぁ。


何個か切ってみたが、理想的な写真は撮れなかった。


切断した花の残骸を地面に捨てると、匂いに反応したのか、すぐにクロヤマアリが集まってきて蜜を吸い始めた。



2026年3月11日水曜日

まだ寒い

 寝坊した。今朝は-3℃まで気温が下がる予報だったので春の雑草に霜が降りている様子を撮ろうと考えていたのだが、8時過ぎに起きたせいで霜は溶けきっていた。


畑一面に咲くホトケノザ。ホトケノザやナズナのように、春に花を咲かせる雑草は秋に種が発芽する種類が多い。秋に発芽した芽生えが2か月ほどかけてロゼット葉に成長し、冬を越す。そして冬を越した株が一斉に花を咲かせ、上の写真のような光景になる。


ホトケノザは石垣の隙間なんかにもよく咲いている。種がアリに運ばれて石垣の隙間で発芽したのだろう。
これはもう少しちゃんとした状態の個体で撮影しておきたい。
そういえば、スミレでも同じシーンを撮影しておきたいのだけれど、中々良い状況に出くわせないんだよな。スミレって形の良い被写体向きな株に出会おうとすると結構難しい気がする。


韮崎市はまだ寒いのか、キュウリグサのロゼットがまだ立ち上がっていない。せっかくだから、立ち上がって花を咲かせるまでを定点撮影してみることにした。




2026年3月10日火曜日

25歳

 しばらくはツバキとメジロの撮影。
交通費がかかってしょうがないので静岡にはもうしばらく行かないようにしようと決めていたのだが、条件の悪いところでちびちび頑張るよりも、条件の良いところに行った方が一発で撮れるかもしれないと思い、結局伊豆まで向かってしまった。
高速道路を使っても3時間以上かかるので撮れなかったらどうしよう…と不安になったのだが、現地に着いたらメジロが沢山ツバキの木に吸蜜に来ていて、2時間ほどで目的のシーンを撮影することができた。


本に使わないボツ写真を乗せておく。
顔部分のピントが微妙に甘いのと、メジロが枝に止まって吸蜜しているのがボツの理由だ。
ツバキとメジロの組み合わせが取り上げられるとき、ツバキの花弁にメジロがぶら下がった際にできる爪痕も同時に紹介されることが多いため、ツバキとメジロを撮るのであれば花弁にぶら下がりながら吸蜜する様子が撮れていないといけないと思う。

ところで、今日で25歳になった。やばいね。
本格的に自然写真で食べていくことを目指し始めたのが20歳だから、約5年近くたったのか。
よく、何歳までに芽が出なかったらあきらめる…とかいう言葉があるけれど、どうだろう。
決して、停滞はしていないので芽が出てきてないわけではない。でも、自然写真という分野の性質上非常に時間が掛かるので他の友人の現状と比べたときにプレッシャーが凄い。
20代前半のフリーターと20代後半のフリーターでは重みが違う。以前ある場で、写真の仕事貰っているんだから写真家名乗ってもいいんじゃない?と言ってもらったことがあるのだが、仕方なく肩書が必要で名刺上で植物写真家を名乗ることはあっても、自分から名乗る気は起きない。だってこれで生活できてないから。
一方で、ある編集者がボソッと「食っていけなきゃ意味ないからねぇ」と言ってくれたことに妙に勇気づけられた。そういう緊迫した価値観を常に持っていないと、僕の場合は何歳までに芽が出なかったらあきらめる…的な思考がそもそもないので、悲惨なことになる。



2026年3月8日日曜日

ツバキ捜索

スギ花粉の撮影は見切りをつけたので、今度はひたすらにツバキの撮影。本当は静岡に行けば至る所に生えているのだが、毎日静岡まで行くのは流石に交通費と時間が足りないので、県内で撮影できる場所を探す。しかし、県内でヤブツバキが自生しているのは静岡の県境辺りなのでそれなりに遠い。下道で1時間半かかるのだが、スギ花粉のために浜松に通っていた頃と比べれば苦じゃない。

ツバキは、メジロが蜜を吸いに来る様子を撮影したいので、花弁にメジロの爪痕が残っている株を探すことになる。これが不思議で、同じ株についた花でも爪痕がたくさん付いている花と全く付いていない花が混在している。好みがあるのだろう。

とりあえず、何ヶ所かにトレイルカメラを仕掛けておいた。



カナムグラの芽生えが至る所で見られるようになってきた。芽生えたての頃はぐるぐる巻きの面白い形をしているのだが、そこから1日も経てば上の写真のような普通の芽生えになってしまう。

ぐるぐる巻きの芽生えを探す時は、枯れ草の下を探すのがおすすめだ。


2026年3月6日金曜日

ピークが過ぎる

 今日も静岡へ。



山梨と静岡のスギ花粉はもうピークを過ぎたと思う。そこらへんに生えているスギの雄花をよく見ると、完全に開いていて花粉がほとんど残っていない。触れたり揺らしたりすれば多少は花粉が飛ぶが、全盛期と比べると微々たるものだ。
もう今年はこれ以上粘ってもスギ花粉に関する良い写真は撮れなさそうなので、おとなしく別のシーンの撮影に切り替えることにしよう。



定点撮影中のコナラを久々に見に行ってみたが、あまり状態に変わりはない。しいて言うなら、少し冬芽が膨らんできたか?


3月の急激な温かさを察知して、キュウリグサのロゼットが立ち上がってきた。


カラスノエンドウのロゼットも立ち上がってきた。カラスノエンドウのロゼットがこんな風にわかりやすい形で生えているのは初めて見たかも。大抵、周辺の枯れ草や雑草とごちゃ混ぜになっているものだが。もう少し早く見つけていれば完全に冬越し状態のロゼットが撮れたのだがなぁ。


2026年3月4日水曜日

毎日花粉

花粉の撮影で 毎日静岡に行っている。おかげでそれなりの写真は撮れつつあるのだが、本当に撮りたいと思っている理想のシーンが撮れない。相当な量の花粉が一気に吹き出ないとそのシーンは実現しないので、今年はもう無理かもしれない。今日もバイト前に浜松まで行ってきたのだが、朝から強風が吹いているにもかかわらず、それほど花粉が噴出しなかった。多分2月28日の強風で一気に飛びきってしまったのだと思う。大した写真が撮れないと、帰りの運転が苦痛だ。特に静岡から山梨へ抜ける中部横断道は車線が一車線しかないので窮屈なうえに退屈で、しかもこの後バイトに行かなきゃならないのだと思うと死にそうな気分になる。

静岡を運転していると、至る所にツバキが生えているところに驚く。野生のヤブツバキはもちろんだし、公園の街路樹にもツバキが頻繁に植えられている。これが山梨だとツバキではなくてサザンカになるのだ。山梨の気候だとツバキは生育に適していないのだろうか。
ツバキも今月中になんとしても撮りたいシーンがあるので、スギ花粉にばかり時間を取られたくはないのだが…

今日のボツ写真


2026年3月1日日曜日

成果無し!


今日はかなり疲れた。
花粉の撮影のために早朝に家を出て静岡の浜松まで行き、午後からはバイトなので急いで山梨まで帰るという計画を実行したところ、危うくバイトを遅刻しかけた。
しかも今日は風が弱くて全く良い写真は撮れないし。高速道路代5000円を無駄にしただけだった。
成果が無いので特に書くことも無い。本の紹介でもするか。


たんぽぽはひとがすき

少し前にもこのブログで紹介したのですが、改めて紹介しておきます。
文は嶋田泰子さん、写真は植物生態写真家の埴沙萠さんの写真が使われていて、埴さんの死後9年経ってからこの本が出版されたので驚きました。
タンポポを扱った写真絵本はいくつもあるけれど、それらと明確に差別化しているのが根の成長を取り上げたページ。通常、写真絵本でタンポポの根を取り上げるときはスコップで地面を掘って根を露出させた様子を撮影したり、そもそも写真じゃなくてイラストで紹介するのが定番なのですが、埴さんはタンポポの根の成長を地中断面を作ってさらに定点撮影しています。

ある出版社の絵本に関する有名な記事を読んでいたら、とあるタンポポを取り扱った絵本を紹介する流れで、「根のシーンは、写真絵本では表現ができません」と書かれていたのですが、実際にそれを写真に撮ってしまったのが埴さんです。

そしてこの写真は、実際にやってみると、トラブルがてんこ盛りで非常に難しく、何より、時間がかかります。種を植えてからある程度の大きさに成長するまで、まる1年必要なのです。


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2026年2月28日土曜日

条件が悪い

 


今日もスギの撮影。条件が整わず、全く良い写真が撮れない。
今日は関東地方で北風が吹き、花粉が大量に飛んだようで、Twitterのタイムラインにも花粉がわき出る様子の動画が回ってきた。身延町ではなく、奥多摩の方に行けばよかっただろうか?


山から離れすぎると花粉がはっきりしなくなってわかり辛い写真になるので、山のふもとくらいの位置に立って撮影するのが一番よいことがわかってきた。しかし、今日は朝からずっと強い風が吹きっぱなしだったせいか、午後は大規模な飛散が見られなかった。やみくもに強い風が吹けばよいというわけでもなく、緩急が大事なのだと思う。
明日も引き続き山梨南部で撮影してみて、明後日は静岡に行ってみようか。

2026年2月27日金曜日

広い庭が欲しい

 


切り取ったドクダミの地下茎が芽を出していく様子を地中断面で撮影しようという試み。
どう芽が出るのか予測ができないので、今回は横長60㎝の地中断面を作った。地下茎が横に伸びようと下に伸びようと対応できるくらいの大きさにした。
断面がこれくらいの大きさになると、うちの狭い庭では撮影時の背景に人工物が写り込んでしまって対応できないので、わざわざ木箱を車で野外に運んで撮影した。結構な重労働だ。
広い庭が欲しいなぁ。


ホトケノザの閉鎖花の撮影は回数をこなしているうちにコツがわかって来て、なんとか閉鎖花の中で受粉している様子を撮影できた。上の写真は、まだ閉鎖花の中の雄蕊が花粉を放出していない状態の写真だ。もう少し花が成熟すると、雄蕊の葯が開いて花粉が雌蕊に付着する。

2026年2月26日木曜日

杉山

早朝に家を出て静岡方面へ。ついにスギ花粉がピークを迎え始めたのでいくつかのシーンを撮影しに行く。

うちから撮影地までは2時間くらいかかってしまうのだが、僕のメインフィールドの甲斐市から北杜にかけては杉の植林地が非常に少ないので、南下して静岡方面に行かねばならない。

現地に向かっている途中、道路沿いの山から既に花粉が煙のように沸き立っていて、すぐにでも車を停めて撮影したかったのだが、目的地に着いたらもっと良いロケーションで撮れるだろうと思ったので我慢。


いざ目的地に着いてみると、ちょっと微妙。

花粉は山から沸き立っているし、向かっている途中に見た光景よりは大規模なのだが、写真写りが微妙だ。

眺めはいいのだが、逆光で霞んだ写真になってしまう。逆光の方が花粉はよく映るだろうと思って逆光になる場所を選んだのだが、大気中の花粉が多すぎて、逆光だと遠景が何も見えなくなることがわかった。

ただ、今年は条件が良いのか花粉がじゃんじゃん飛ぶ。

去年は何回も通いつめたにも関わらず山から花粉が沸き立つ光景をほとんど見られなかったのに。


とりあえず午前中は全敗。気を取り直して午後は静岡を出て山梨側で撮影に望む。

数時間山道を行ったり来たりして、もはや撮れないかと思ったが、夕方四時頃、突然強風が吹いて杉山から花粉が沸き出した。完璧とはいかないが、何とかそれなりの写真を撮ることに成功。まさか1日目で撮れるとは思わなかった。もっとクオリティをあげたいので花粉のピーク中はずっと通うことにする。


花粉症で死にそう。

2026年2月23日月曜日

ホトケノザ解剖

 


一気に暖かくなった。日中は22℃にもなった。
早朝はまだギリギリ霜が降りている場所もあるが、もう今年の霜撮影はこれが最後だろう。


アメリカフウロにうっすら霜。でも薄すぎて霜が降りていることがわかり辛いのでボツ。



ホトケノザの花をしばし撮影。ホトケノザの花には下唇に模様があり、これが虫たちに蜜のありかを知らせる目印になる。蜜標と呼ばれるこの模様は、ツツジやスミレなど、身近な雑草に普通に見られる。特にツツジはアゲハチョウに特化した花の構造をしているらしいのでアゲハが訪花する様子を撮影したい。


花の上部を切り取って、蕊が観察できるようにしてみた。あとで調べて気が付いたのだが、ホトケノザの雄蕊は普通4本らしい。でも上の写真の花は雄蕊が3本しかない。たまたま異常な花を引いてしまったようだ。撮り直さなきゃならない。


花を引っこ抜くと、花筒の根元に蜜があることがわかる。

ところで、ホトケノザの写真で本当に撮りたいのは閉鎖花の断面なのだが、これが予想以上に難しくて苦戦している。閉鎖花はとても小さいので、切れ味の良い剃刀で切断しても中の蕊がぐちゃぐちゃになってしまい、綺麗な断面を残せない。閉鎖花の中で雄蕊と雌蕊がくっ付いて自家受粉している様子がわかる写真が撮りたいのだが…
数をこなすしかなさそうだ。



2026年2月20日金曜日

目覚め始める

 


春の植物たちの勢いが増してきた。オオイヌノフグリはまだ本調子じゃないのか、10時になっても蕾を閉じたまま。通常なら8時くらいには開き始めるのだが。


果樹園横に生えたカラスノエンドウも、どんどん立ち上がってくる。


コナラの冬芽を春まで定点撮影するために、何か所か候補の枝を決めて撮っておいた。
実は同様の定点撮影を3年前に撮っていたのだが、今改めてその写真を見ると看過できない粗があり、撮り直さなければならない。


初めて行く公園を歩いていたら、ソメイヨシノが伐採された跡があり、その切り口が綺麗だったので撮影。木の年輪って、依頼されて撮れと言われたらかなり難しいだろうし、だれか人の手を借りなければ中々撮れないと思う。
本当は上の写真は、木の根元に太い根が放射状に見えているような個体だったら絵本に出てくる切り株みたいで完璧だったのだが、まあしょうがない。






2026年2月15日日曜日

芽生えのおしっこ

 早朝、霜が降りているかと期待したが、予想外に暖かく甲斐市は氷点下まで下がらなかった。


エノキの葉痕が気になったので撮影。数ミリしかないので肉眼では目を細めて見ないと葉痕の顔がわからない。


こっちはモミジバフウの冬芽と葉痕。ひょうきんな顔が面白い。

メヒシバ芽生え

水滴を付けたイネ科の芽生え。朝露ではなくて、芽生え自身から排出された水滴だ。
イネ科の葉の先から水滴が排出されるのはやや有名だが、実は芽生えからも溢液が出る。
芽生えのおしっこだ。

2026年2月12日木曜日

ブロッコリー葉痕

朝起きたら、庭が霜で真っ白。連日の雨で空気が湿り、霜が降りる条件が整ったのだろう。昨夜は風がやや吹いていたのでどうせ霜は降りないだろうと油断して寝坊してしまった。既に8時を過ぎていたが、急いでフィールドへ向かう。

車に乗ろうとしたら、駐車場で氷の粒が舞っていて逆光でキラキラしていたのだけど、ダイヤモンドダストってやつなのかな?北海道とかでしか見れないイメージだったのだが。


フィールドに着くと、まだ日当たりの悪いところでは霜が降りていた。雑草に霜が降りた写真は、植物の冬越しを語る上で欠かせないということはないが、あった方が良いので、ある程度ストックしておきたい。


サツキの仲間

ホトケノザ

カラスノエンドウ

霜の写真は、12月が一番撮影しやすいと思う。逆に、今の時期は雑草が冬の寒さと乾燥で弱ってしまい、綺麗な状態で生えていないことが多い。



帰宅後は庭仕事。春の撮影の準備を進めておく。

鉢に植えたブロッコリーをぼーっと眺めていたら、葉痕がとてもかわいいことに気が付いた。




2026年2月11日水曜日

ウメの蜜

 


梅の花がピークを過ぎ始めたので、手遅れになる前にいくつかのシーンを撮影しておく。
ウメの花には雌蕊が無い花もあるが、上の写真はちゃんと雌蕊のある花だ。


蕊の根元を拡大すると、蜜が沢山出ていることがわかる。かなり小さい水滴になって分泌されているので、肉眼だとわかり辛いかもしれない。ソメイヨシノの蜜も、全く同じような感じで分泌されているので見てみると面白いかもしれない。


そういえば、2日前から発売されているアウトドア雑誌のBE-PAL3月号で、僕の活動内容を少しだけ紹介してくださっている。
僕はどちらかというと虚弱なインドア派なのだが、それはあくまで生き物屋の中での基準であり、知り合いの中では断トツにアウトドア人間という扱いを受けている。


2026年2月9日月曜日

真似する

マツモの雄花が2つ咲いたので花粉が飛ばないか観察しているのだが、花粉飛散が見られないまま花が枯れ始めてしまった。

毎晩花粉が流れないように水槽の水流を切り、翌朝花を揺らして花粉を飛散させようとしたのだが、花粉らしきものが全く出てこない。花粉がほとんど目に見えないレベルで小さいのか、それとも夜の間に僅かな水の流れで飛んでしまっているのか...


世の中に撮影の前例があればその手法を探りながら真似して撮影できるのだが、マツモの花粉飛散を捉えた写真を見たことがないので、それができない。誰かが撮っているとしたら、カメラマンじゃなくて研究者だろうけど。


僕は人のブログや本を漁ってそこで紹介されている撮影手法を真似ることがあるが、やってみて思うのは、真似をするにも結構エネルギーを使うということ。

少し前に栗林慧さんが虫の目レンズの作り方を紹介する動画をyoutubeに投稿されていたが、あれを観た人の中に「よし、じゃあ自分も真似して作ってみよう!」となる人間が何人いるだろうか?多分そのエネルギーがある人は3人いるかどうかだと思う。

2026年2月6日金曜日

トチノキとか

トチノキがたくさん生えている場所を見つけたので冬芽をしばし撮影。


トチノキの冬芽の先端はテカテカしていて、触るとベタベタしている。ベタベタすることで虫から身を守るという説もあるらしいけど、本当のところはよくわからない。でも晩秋の葉を落としたばかりのトチノキの冬芽を観察すると、虫が張り付いて死んでいることがよくある。
「ベタベタしている」という現象はただ写真に撮っただけだとわかり辛いのだが、埴沙萠さんと平野隆久さんは冬芽にススキの綿毛を張り付けた様子を写真に撮ることによってベタベタ感を表現していた。なるほどね。

トチノキはともかく、オオバコの種が出す粘液の撮影に苦戦したことがある。オオバコの種は、雨で濡れると粘液を出して、それが靴に引っ付いて遠くまで運ばれるのだが、靴にくっ付いているとわかる写真を撮るには引きで撮らなければならず、そうすると今度は種が小さく写るので種の粘液が見えない写真になるというジレンマだった。なので、オオバコの粘液散布シーンを一枚の写真で完結させるのはたぶん難しい。引きで撮った靴の裏側の写真と、寄りで撮った粘液のアップの写真の二枚が必要になると思う。

今週届いた本

最近、買った本が届くたびにインスタのストーリーに本の画像を投稿しているのだが、なにやら勘違いした友人から、「え?子供いるの?」とメッセージが来た。そんなわけないだろ!

ちなみに、僕は公開アカウントでインスタはやっていない。完全に身内専用のアカウントの話だ。

2026年2月4日水曜日

ツバキとか

色んな形の葉っぱを撮り集めているのだが、最近全く雨が降らないせいで、地面に生えている雑草たちは水分不足でなよなよしていて張りが無い。でも、スギやツバキみたいな硬い葉っぱは水分の蒸発が少ないので、乾燥した時期でも元気だ。


スギ


例年この時期になるとスギ花粉で苦しんでいるのだが、今年はまだ花粉症の症状が出ていない。去年撮影で花粉を浴びまくった時は、どこかの粘膜が炎症を起こして腫れたせいか、突然耳が聞こえ辛くなってかなり焦った。



ツバキ

ツバキの葉も撮ろうとしたのだが、屋外だとテカりのコントロールができなくて上手く決まらなかった。とりあえずフィールド写真は保留にして、白バックだけ撮影。



数日前に撮り逃したソシンロウバイの雌花をじっくり撮影しなおす。


雌蕊

熟す前の雄蕊の中心に、小さな雌蕊を発見。この雌蕊が枯れると、今度は周りの雄蕊が枯れた雌蕊を隠すように集まってくる。



カケスは相変わらずこちらを警戒している気がする。かなり賢い鳥だ。



エナガはいくらでも目の前に来るのだが。