2026年9月8日火曜日

オシロイバナの旬が過ぎた

 先日失敗したオシロイバナの定点撮影にリベンジしたのだが、また失敗した。というか、今年はもういくら撮ってもうまくいかないと思う。どうやら花の旬が過ぎてしまったようで、普通に開花はするのだが、開花時の蕊の挙動がおかしい。
ちゃんとした写真を撮るのならば、遅くとも8月の上旬くらいには撮影をしないといけないのかも。





普通、オシロイバナは花弁が完全に開いてしばらくしてから蕊を伸ばすのだが、写真の花は開花しながら同時に蕊が伸びてきてしまっている。


また、完全に蕊が伸びきらない花もちらほら見られたので、今年はもうあきらめようと思う。
違う定点写真に時間を使った方が成果が出そうだ。


カラスウリの葉上でクロウリハムシが佇んでいた。トレンチ行動と言って、植物の防御物質が流れ込んでこないようにあらかじめ葉に円形の傷を付けてから円内の葉を食べているという説があるらしい。


2026年9月7日月曜日

フック構造

 バイトに行きたくなくて動悸がする。また今日もしょうもないミスして客にキレられるんだろうなぁ。写真を撮る資金を確保するという目的が無かったらバイトすらも間違いなく続いていないので、写真やってて良かったと思う。

さて、昨晩、カラスウリの蜜の写真を制作中の本のPDFに当てはめて、キャプションを考えていたら、「そういえばカラスウリの蜜ってどんな味だ?」という疑問がわいてきた。過去にオシロイバナの蜜は舐めたことがあるけれど、カラスウリの蜜は舐めたことがない。

まだ外出する気力が余っていたので、夜中に甲府の山まで原付を走らせ、カラスウリの生息地へ向かった。いつの間にか花期が終わりかけているようで、4輪しか咲いていなかったので大事に味見…

花筒を割って舐めてみると、キュウリの香りの中に、仄かな甘味を感じた。なるほどね、キュウリの匂いがするのはウリ科だから当然か。疑問が解決したのですぐに帰宅。

家に帰ったら、アレチヌスビトハギの実がズボンに付いていた。実の表面のフック構造を撮影していないことを思い出したので、2倍テレコンと90㎜マクロでしばし撮影。
やはり、実の表面にはマジックテープのようなフック構造を観察することができた。もう少し明るく撮ればよかったかな?



2026年8月30日日曜日

定点失敗

今日はオシロイバナの定点撮影に失敗した。

午後3時頃に河川敷で機材をセットし、4時頃に開花するはずのオシロイバナをずっと観察していたのだが、開花の遅い株を引き当ててしまったらしく、4時どころか5時半を過ぎても開花しない。

すぐ隣の株は3時半頃から開き始めているのに、撮影中の株だけ開花がどうしようもなく遅い。

17:37分 隣の株は満開なのに

撮影中の株はまだ蕾が多い。


オシロイバナの開花を定点撮影するのであれば、なるべく4時頃に開花している写真を撮っておきたい。なぜなら、オシロイバナは4時頃に開花するその習性からfour-o'clock flowerと呼ばれているという事情があるため、なるべくそのテキスト通りに写真を撮っておきたいからだ。

もちろん、相手は生き物なので個体差もあるし旬をすぎれば開花時間も違ってくるのだが、そういうイレギュラーを語る前に、とりあえず4時に開花するという定番のシーンを撮影しておきたい。

2026年8月27日木曜日

カラスウリの蜜

カラスウリの花を採集するために隣町へ。本当に甲府盆地はカラスウリが少ない。北に行けば行くほど少ない気がする。長野には普通にはえているのだろうか?


カラスウリを採集したのは、蜜を撮影するためだ。花筒を剃刀で切断してみると、中が蜜でテカテカしている。よく見ると、花筒の中にさらに白い管が入っていて、そこから蜜が分泌されているようだった。この管は蜜腺なのだろうか?
カラスウリの蜜は去年も撮影していたのだが、去年は切り方が悪かったのか、蜜をうまく観察することができなかった。おそらく、中の白い管も一緒に切ってしまったせいで蜜がぐちゃぐちゃになってしまったのだと思う。


アレチヌスビトハギの花が大群落を作っていたので、形の良い株を何枚か撮影した。


実も大量だ。在来のヌスビトハギの果実は2節果だが、アレチヌスビトハギの果実は4節果もある。







2026年8月25日火曜日

毛だらけ

 


春から育てていたメヒシバの地中断面だが、結局根が上手く広がってくれず、失敗。
イネ科植物を撮影するからにはひげ根をわかりやすく撮りたいので、もっと放射状に広く根が成長してほしかったのだが…土が固かったのだろうか?
ともかく、この断面はもう失敗なので取り壊し、次はカラスノエンドウの地中断面を撮影しようと思う。そろそろ初夏に弾けた種が芽生え始める時期だ。


朝、アサガオの受粉した雌蕊を撮影しようとしたら、何やら毛みたいなものがまとわりついている。肉眼で見ると無色透明な毛に見えるので、何かの異常で花粉管が伸びまくっているのかなと勘違いしたのだが、マクロレンズでよく見たら茶色い毛だった。
おそらく訪花した昆虫のものだろうが、何の昆虫だろう?昨晩エビガラスズメが庭を飛んでいたけれど、エビガラスズメの体毛だろうか?それともセセリチョウ?


マツバギクのこぼれた種が芽生え始めたので撮影。芽生えの頃からやや肉厚な感じがある。
多肉植物のように、乾燥に強い植物なのだろう。





2026年8月23日日曜日

撮影時刻


アサガオの花がピーク。

先日に引き続き、アサガオの自家受粉を撮影した。

明日には咲く蕾

花びらを剃刀で切り取った

16:30 雌蕊が雄蕊の上にある

19:30 雄蕊が伸びてきて雌蕊にくっついた

翌朝6:00 雄蕊が雌蕊を追い抜いた

この手の連続写真を撮るとき、余裕があれば撮影時刻にも気を配るようにしている。例えば、撮影時刻が16:32になっているよりは16:30になっている方がキリが良いので気持ちが良い。なるべく、キリの良い刻みでシャッターを押すようにしている。
このこだわりに意味があるのかはわからないけれど、埴さんの植物記に載っている連続写真の撮影時刻がキリの良い数字だったので、真似している。


2026年8月20日木曜日

アサガオの自家受粉

 アサガオは、旬を過ぎたり高温にさらされ続けると、開花や蕊の動きに異常が出ることがある。
うちの庭では、連日の高温のためか、雄蕊の葯が開かない障害のある花が咲くようになってしまった。ちょうどアサガオの自家受粉を撮影しようとしていたのに、運が無い。
しかし昨日の夜、ダメもとで幾つかの蕾を開いてみたら、一つだけ正常な雄蕊を付けた蕾があった。
夕方5時半 
雌蕊が上で、雄蕊が下にある

夜7時
 雄蕊が伸びてきて、雌蕊を追い抜き始める
この時、雌蕊と雄蕊が触れて受粉する

翌朝6時
ほとんどの雄蕊が雌蕊を追い抜いた



今朝は、朝早くに家を出て長野へ。野生のキキョウを撮影したいので高原へ向かう。
野生のキキョウは貴重で、山梨では富士山麓の方で少し見られるらしいが、土地勘が無いのでいまいち散策する気にならない。通いなれた長野へ行くのが一番だ。

雌性期の花



形の綺麗な株を探すのに苦戦したが、2時間ほど歩き、何とか撮影できた。もう少し散策していたかったが、雨雲が凄い勢いで迫って来ていたので撤退。





2026年8月18日火曜日

蕊のからくり

 

山ではヌスビトハギの花がピークを迎え始めた。

ヌスビトハギとかイノコヅチとか、くっ付き虫の仲間はどうやって撮影すれば全体写真が綺麗にまとまるのか未だにつかめていない。


ヌスビトハギの花は小さい。外来種のアレチヌスビトハギに比べると二回り以上も小さい。


花を撮影しやすい角度に調整しようと指で押していたら花弁が下がって蕊が飛び出してきた。自然下では、虫が蜜を吸おうと花に体重をかけると蕊が飛び出して来て花粉を付ける仕組みになっている。
マメ科植物の花は基本同じ仕組みを持っているのだけれど、ヌスビトハギのように一度蕊が飛び出したら飛び出しっぱなしのものと、カラスノエンドウのように虫が飛び去ったら蕊が再収納されるものがある。




2026年8月17日月曜日

削る作業

作っている本の文章が長くなり過ぎたので削っているのだが、削る作業がとてももどかしい。
文章を削って少ない文字で本を構成しようとすると、「必須ではないけど本を面白くするために必要だと思う一文」みたいなものが失われていき、本の中から生き物に対する憧れのようなものが失われ、単なる生き物紹介になっていくような感じさえする。
こうなると、いや、文字数は変に減らさなくてもいいんじゃないの?と抵抗したくなるのだが、ここで変に抵抗するよりかは、短い文章でいかに生き物の良さを語れるか努力してみようか。


撮影用の昆虫を採集するついでに、近所のひまわり畑に立ち寄ってみた。この時期は人が多すぎて駐車場待ちの渋滞ができるほどだが、早朝に行くと人が全くいないのでゆっくり撮影できる。今回は僕が一番乗りだったようで、他に人は一人もいなかった。


ミツバチは、タンポポみたいな小さい花だと一つの花に一匹しか来ないが、ヒマワリのような大きい花だと複数匹が一つの花に来る。この画像には4匹のセイヨウミツバチが写っている。


河原でサルの集団がけたたましく鳴いていた。かなり新鮮な糞を見つけたので撮影。


中に入っている種は何のタネだろう?持ち帰って発芽させるのが一番なのだが、サルの糞を持ち帰るのはなんだか抵抗があって諦めてしまった。だってほぼ人糞じゃん!



2026年8月13日木曜日

シダと胞子

 

ツユクサが最盛期。

数年前に自家受粉を撮影するために何回もカメラを向けた被写体だが、HDDを整理していたら全体写真をほとんど撮っていないことに気づいたので、意識して撮り集めておかなければなるまい。


こちらは、多分シンテッポウユリ。似たような種類にタカサゴユリがあるので正直自信が無い。


シンテッポウユリもタカサゴユリも、良く柱頭から分泌液が出ているのを見ることができる。
この分泌液には糖などの栄養が含まれていて、花粉がそれを吸収すると花粉管を発芽する仕組みになっているらしい。


新鮮な胞子嚢を沢山付けたシダを見つけたので、胞子が飛ぶ様子を撮影することができた。しかし、種類が全く分からない。うちにあるシダハンドブックを見ても同定できなかったので、もう一段階詳しく載っていそうなこの図鑑を注文してみた。


黒い物体がまだ胞子を飛ばしていない胞子嚢で、肌色の物体がもう既に胞子を飛ばしきった胞子嚢だ。胞子嚢が胞子を投げ飛ばす様子を高倍率でわかりやすく撮影しようとしたのだが、実際に試してみると被写界深度の浅さと胞子嚢の動きの早さのダブルコンボで撮影が非常に難しく、ちゃんと準備を整えてからじゃないと撮れないことが分かった。
NHK for Schoolのこの動画 https://edu.web.nhk/school/watch/bangumi/?das_id=D0005100107_00000 では、恐らく胞子嚢をスライドガラス上に置いて撮影しているのだと思うが、とても分かりやすく撮影されている。





2026年8月11日火曜日

光明見える

 苦戦していた花粉管の撮影だが、色々試した結果、曲がりなりにも現象を撮影することができた。しかし、背景が黒バックになっており気に入らないので、余裕があれば背景の色を調整して再撮影がしたい。それから、今回は20倍の対物レンズを使用して写真を撮ったのだが、少し倍率が足りないような気もするので、新たに40倍の対物レンズの導入を考えている。
ただ、本当に金が無いので買えないかもしれない。年金さえまともに払えていない。


話は変わるのだが、「そういえば人参って、いつから橙色になるんだろう?」という疑問が突然沸いてきたので、地中断面を定点撮影してみることにした。
根の写真は、「根」というテーマで一つの企画が成り立つくらいには撮り集めたいのだが、難易度が高くてなかなか数が集まらない。



虫を探してふらふらしていたら、友達が近くに来ていたらしいので合流。
一緒にセイボウの仲間を探したりしたが見つからなかった。


久々に天の川を見た。僕の持っている広角端24㎜のレンズではこれが限界だ。
もっと広い広角レンズが欲しい。



2026年8月9日日曜日

雨滴散布

 


アサガオの花粉管が発芽する様子を撮りたいのだが、上手くいかない。ブドウ糖を混ぜた寒天培地をスライドガラス上に作り、そこに花粉を撒いて観察をするのだが、全く発芽しない。
詳しく調べてみたら、アサガオは培地上で発芽を観察するのが困難なのだそうだ。
培地上での観察が無理なら、やはり柱頭上で花粉管が伸びる様子を何とかして撮るしかないか…
でも、いざ柱頭で発芽している花粉を撮ろうとしても、花粉管が完全に柱頭と花粉の間に隠れていて全く見えない。この撮影を始めた当初は、隙間からちょろっと見えたりしないかな?とか思っていたのだが、今のところ全く観察できない。


集落を歩いていたら、石垣でマツバギクの実が目立っていたので撮影。うちの近所では全く結実しないのに、何故か北杜市に行くと結実している株が良く見つかる。理由はよくわからない。
いくつか採集して、実が雨に濡れて開く様子を定点撮影しておいた。






実が開くと、中に雨水が溜まっていき、やがては雨水と一緒に種も流される。雨滴散布と呼ばれる散布方法だ。種が雨水と一緒に流れる様子も撮ろうとしたのだが、うまく流れてくれず、ちゃんとした写真は撮れなかった。
あとは種が芽生えるシーンの写真も欲しいし、まだまだ写真が足りない。

2026年8月7日金曜日

ウドとか

 暑すぎてまともに歩けない。
2時間ほど農道を歩いたが、それが限界。撮影用の昆虫を採集して早々に帰宅してしまった。

ウドの花に、キボシアシナガバチが来ていた。ハエの仲間もちらほら来ていたが、アシナガバチの仲間が一番多く来ており、結構迫力がある。


ウドの花はヤブガラシやヤツデのように蜜を大量に分泌している。花びらや花筒が無く、蜜が花の表面に分泌されているため、ストロー状の口を持たないアシナガバチでも簡単に蜜にありつくことができる。
その場で、分泌されている蜜を撮ってみたのだが、zuiko60㎜マクロだと倍率が足りなくて蜜がわかり辛い。
そこで、花を家に持ち帰り、もっと高倍率のレンズで撮影しようとしたのだが、いざ家に持ち帰ると蜜が乾いてしまい、それ以降ちゃんと分泌されなくなってしまった。残念。
今年はいろんな花の蜜を撮影しているが、ほとんどの花は切り離して家に持ち帰っても、水に挿して放置しておけば蜜が分泌される傾向にあったので油断していた。


クロマルハナバチを採集したので、白バックを撮影するついでに、脚の花粉団子をアップで撮ってみたのだが、家に持ち帰っている途中で花粉団子がひしゃげてしまい、汚くなってしまった。本当はもっと真ん丸だったのだが…