2025年6月22日日曜日

アザミと花粉

 


昨日、人気の無い林道でノアザミを見つけたので、今朝のうちから撮影してみることに。
朝8時の時点では上の画像のような状態。


そこに、小型のハナバチ達がやってきた。


ハナバチは、蜜ではなく花粉を食べたり集めたりしているようだった。


撮影を始めて30分もしないうちに、アザミの花は蕊から花粉を盛んに噴き出していた。アザミの仲間は、虫が蕊に触れることによって、蕊の中の花粉が飛び出してくる仕組みなのだ。


別の花には、トラマルハナバチがやってきた。こちらは花粉を食べている様子は無くて、口吻を花の奥に伸ばして蜜を吸っているようだった。

アザミの撮影は、花粉が出る前の花と花粉が出た後の花を、同じ個体同じアングルで定点撮影したいのだが、中々条件が良い花に巡り合えず苦戦している。
今日載せた写真は一応同じ花の連続写真にはなっているのだが、背景にあまり納得がいっていない。
それから、蕊から花粉が出る様子をもう少し分かりやすく表現してみたいのだが、花粉は蕊が刺激されたらすぐに出るものと、すぐには出ずに一分ほど時間をかけてじわじわ出るものがあるようで、意外と難しい。





2025年6月21日土曜日

データが消える

 撮影から帰ってきて、画像をバックアップしようと思ったら、撮影したはずの画像が見当たらない。今日撮った分が丸々消えていて撮った痕跡さえ無い。

いったい何ごと?今日はたいして重要な写真を撮っていないが、それでも焦る。

とりあえずsdカードをパソコンに差し直してみたりしたが、状況は変わらず。

カメラ内ならどうだろう?とカメラにカードを挿して画像を確認しようとしたら、カメラ内でも今日の画像が見当たらない。

本格的にまずいなぁ。

次に、随分前にインストールしたRecover itという復元ソフトを使ってみたが、メディア内のファイル数が多すぎるせいで動作があまりにも遅いのと、読み込んだ画像の殆どがサムネイル表示されないせいでどの写真が読み込まれているのか全く分からない。

このソフトでの復旧は実質不可能。

もういいかぁ。イワタバコやホタルブクロの花にマルハナバチが吸蜜に来ていた写真だったのだが、そこまで重要な写真じゃないし…

使っているのはサンディスクのSDカード。僕が定期的にフォーマットせず、色んな形式の画像を長期間入れっぱなしにしているのが悪いのかなぁ。

昨日撮ったカタバミの芽生え。多分アカカタバミ?

2025年6月19日木曜日

夜のネジバナ

 昨晩、ネジバナの様子を見に行ってみた。
調べたところによると、ネジバナの花にはハチ以外にも昆虫が集まるらしい。


しばらく散策していたら、アカマダラメイガが吸蜜に来ているのを発見。
なるほど、蛾も来るのか。結構長い時間蜜を吸っていたのだが、花粉塊が口吻に付く様子は観察できず。
とある記事によると、ダンゴムシも花に集まるらしいのだが、それは観察できなかった。
ところで、僕は蛾に詳しくないので上の写真の蛾が本当にアカマダラメイガなのか自信が無い。とりあえずグーグルレンズに聞いてみたら、アカマダラメイガだと言ってはいるが。


林道でタヌキの溜め糞を散策していたら、テン?の糞で汁を吸っているツマキシロナミシャクを発見。
それにしてもタヌキの溜め糞見つからんなぁ。去年の時点では3つほど場所をキープしていたのに、今年になったら3つとも消滅してしまった。溜め糞の場所さえわかればそこでタヌキが脱糞する様子を待ち伏せすれば良いと甘く考えていたのだが、溜め糞自体が見つからないと撮影にたどり着けない。

炎天下の中、登山道と林道を歩いていたら疲れてしまった。
午後は高原に行ってみることに。


標高が高すぎて目的の花はまだ咲いていなかったが、下見ができただけ良しとしよう。


モミジイチゴの実が出来ていた。



2025年6月18日水曜日

本当の花

 


定点撮影中のタンポポは、側根が伸び始めた。あともう少しで本葉が開いてくるはずだ。埴沙萠さんの植物記には同じシーンの定点写真が日付付きで載っているが、双葉が出てから本葉が出てくるまでは一週間以上かかっているようだった。


クヌギの枝が撮影しやすい位置に垂れ下がっていたので、ドングリを撮影。ドングリは梅雨明けくらいから急激に成長しだすので、定点撮影するなら注意が必要。
今、この個体とは別に定点撮影中のドングリが二つほどあるが、クヌギのドングリは成長に二年かかるので、撮影がひと段落するのは来年の10月になってしまう。僕は今だに、クヌギのドングリの成長を一から撮影できていない。実際、クヌギのドングリの成長を4月から翌年の10月まで同じ個体でかつ一定の品質で定点撮影した写真はまだ世の中にないのではなかろうか?
今のところ一番クオリティが高いのは、飯村茂樹さんの写真だと思う。


こっちは今年結実した個体。あと半年以上はこの姿のままだ。


公園にアジサイが咲いている。もっと状態の良い個体を撮りたいが、アジサイが沢山あるところって人が多くて気が進まない。


アジサイの花をかき分けると、小さくて地味な花が見つかる。
これが真花とよばれるアジサイの本当の花。周りの大きくて派手な花は、装飾花と呼ばれる偽物の花で、虫を呼び寄せる役割があるらしい。


真花は、拡大して見るとちゃんと雄蕊と雌蕊がある。ちゃんと撮影するのは初めてだ。
今度は受粉して実が出来たところも撮影したい。

2025年6月15日日曜日

ポピー



ポピーの花が終わりかけ。ポピーの花は、花粉が黄色の個体と灰色の個体がある。品種はたぶん同じだと思うのだけど…
上の写真は黄色の花粉を付けた雄蕊


こちらは灰色の花粉。肉眼で見ると黒色に見えるのだが、拡大して良く見ると灰色~薄い青色だとわかる。


道の駅で見つけたこれはハクビシンの糞だろうか?タヌキっぽくも見える。いまいち哺乳類の経験値が足りんなぁ。クワの種が入っていることは確かだが。

どうでもよいことなのだが、七五三って、11月15日に行う行事だということを初めて知った。てっきり5月5日のことだと思っていたのだが、それは端午の節句というらしい。

僕はそこら辺の「〇〇の日」みたいなのが面倒くさくて好きじゃないのだが、最低限は覚えておくべきだな。
正月に「あけましておめでとうございます」なんて言われると、こちらも同じように言い返すのが嫌で、わざと「おはようございます」や「こんにちは」みたいな普通の挨拶で返してしまうことが多い。変なプライドがある訳じゃなくて、本能的に頭がムズムズしてしまう。

2025年6月14日土曜日

やわらかい糞

 


獣の糞を発見。大きさは、握りこぶしより少し大きいくらい。
何の動物だろうか?タヌキっぽくはないし…
水分を多く含んでいてべちょべちょだ。周囲のアスファルトに糞の水分が染み込んでいる。


拡大して見ると、クワの種がたくさん入っていることがわかる。昨日マグワの種を白バック撮影していたおかげで分かった。
他にも鳥がクワを食べた後にしたであろう糞を何個か見つけたのだが、水分が多すぎてほとんど原型が無い状態だった。もしかして、クワを食べた後の糞はみんな下痢みたいな糞になるのだろうか?
鳥がノイバラを食べた後の糞なんかはちゃんと固形になっているのだが、思い返してみればノイバラの実は結構ぱさぱさしていて、クワの実ほど瑞々しくはない。


ノアザミを本格的に撮影したいので、まとまって生えている場所を探しているのだが中々見つからない。林縁に数本生えている場所が見つかるばかり。
人のブログを読んでいると、田んぼの土手とかに普通に生えていそうなのだが、僕のフィールドではそのようなシーンは未だに見ていない。


蕊に虫が触れたりして刺激が加えられると…


蕊の先端から花粉が出てくる。
このシーンを良い光、良い背景で撮りたい。そのためには開けた場所に生えている個体が大量に必要だ。






2025年6月13日金曜日

クワの種

 


2日前に比べて、タンポポの根がかなり伸びてきた。恐らくあと数日かけて主根の脇から側根が伸びてくるのだろう。いや、その前に本葉が展開し始めるかな?
この後、本葉が画面奥側から出てくれればすっきりとした絵になるのでベストなのだが、もしかしたら画面手前側から出てきてしまうかもしれない。こればかりは事前に予測できないので運頼みだ。


クワの実が熟し始めた。すでに大量の実が地面に落ちている。もしかしたら動物が拾い食いに来るかもと思い、木の側にトレイルカメラをセットしておいた。何か写れば面白いのだけど。

そういえば、クワの実は鳥がよく食べに来るイメージがあるのだが、木の下には鳥の糞がほとんど落ちていない。なぜだろう?
ノイバラやセンダンの実を食べた後の糞なんかは木の側によく落ちているので、比較的短時間で消化して糞をしているのだろうなぁと思っていたのだが…



熟した実を持って帰ってきて、種を撮影してみた。
これも中々に小さいので、zuiko90mmマクロで撮ったものをトリミングして表示している。




2025年6月12日木曜日

足元から撮る

 今日もネジバナ撮影の続き。
ネジバナは芝生がある場所なら今の時期どこにでも生えているが、芝生の中でも、頻繁に管理がされていないような荒れた芝生の方が多く見れるかもしれない。


公園の芝生

良い状態のネジバナが咲いていたので全体写真を撮っておいた。この場合の「良い状態」とは、ネジバナの葉っぱが良く発達して見えている状態のこと。ただ、芝生が邪魔で葉っぱが見えづらい。
ネジバナに限らず、植物の全体写真は足元が隠れがちで、花だけに注目した写真になってしまうことが多いのだが、ちゃんと足元も写った写真も撮っておきたいところだ。



肝心の花粉塊がハチに付くシーンの撮影。これが中々に難しい。
ネジバナの花粉塊はハチが吸蜜したときにハチの口に付くわけだが、花から口を引き抜いて次の花へ飛び立つまでの時間が短すぎて、中々その瞬間を捉えられない。
おまけに、花から口を引き抜くときの動作がそれなりに早いようで、ストロボのフル発光だとそれなりにブレが生じる。



口に花粉塊を付けたセイヨウミツバチ。花から口を引き抜いた瞬間を撮影した。
一見うまく撮れているのだが、この写真は僅かに口元がブレてしまっている。拡大しなければわからないレベルではあるが…

一日中撮影したかったが、15時から車のオイル交換に行かなければならないので撤退。

2025年6月11日水曜日

ネジバナ断面

 連日の雨、仕方がないので室内でも撮れる写真を撮る。


ネジバナの花のアップ。花の中を覗き込むと、花粉塊が見える。


花の断面を切ってみた。花粉塊は触るとねちょねちょしていて、物にくっ付く。
ガガイモの花粉塊なんかはクリップのように虫の口吻に挟まるが、ネジバナは粘着式だ。

さて、この花粉塊を白バックで撮ろうとしたのだが、小さすぎて米粒程度にしか映らない。
去年買ったzuiko90mmを使っても満足な大きさに写せないのだから、相当小さい。
純正のテレコンMC-20を使えば換算8倍で撮影できるのだが、それでも倍率が足りなさそうだし、そもそもMC-20を持っていない。
確か二万くらいで買えたと思うのだけど、金が無さ過ぎてそれさえ払えそうにない。まいった。





3日前から撮影を始めたタンポポ。根の成長が早くて、一連のシーンを撮り逃さないようにするのが中々に難しい。本当は室内でやれば夜間も撮影できるのだろうが、この株は将来根が数十センチに伸びていく様子を定点撮影するために大型の木箱に植えているため、室内に持ち込むのが難しい。

2025年6月9日月曜日

ネジバナ

 


ネジバナの花がピークを迎えつつある。
ネジバナと言えば、花の中に花粉塊という花粉の塊が収納されていて、虫が口を突っ込むと花粉塊がくっ付くという話が有名だ。
今月はそのシーンを何としても撮りたい。


実際に撮ってみると、花粉塊が虫にくっ付く様子自体は簡単に観察できることが分かった。しかし、これを高いクオリティで撮ろうとするとかなり難しい。
上の写真はハナバチの足に花粉塊が付いているのだが、少しぶれが発生しており、写真がよろしくない。

こちらはブレは無いのだが、慌てて撮ったせいでかなり引きの写真になってしまい、かなりトリミングしてある。


セイヨウミツバチも吸蜜に来ていた。小型のハナバチよりも撮影は簡単かと思いきや、一つの花への滞在時間が短いせいで意外に難しい。


これも足に花粉塊が付いているのだが、かなりトリミングしているのでボツ。
あと、ミツバチの場合、花粉塊が口についてもすぐに足の花粉籠に花粉塊を移動させてしまうので、口に付いている様子を撮るのが難しい。
明日リベンジかなぁ。




2025年6月8日日曜日

糞の痕跡

 タヌキの溜め糞を探しに林道へ。
探すと言っても、2年前に溜め糞があった場所にもう一度出向いて、まだその場所が使われているか確認しに行くだけだ。
溜め糞は、渓流の真横の獣道に見つけていたのだが、件の場所はかなり山奥にあるので、通って撮るには骨が折れる。本当はもっと身近な場所の溜め糞を見つけたい。

溜め糞場のある渓流に到着。林道を一時間近く走ったと思う。本当に遠い。
さて、本命の溜め糞だが、きれいさっぱり消失していた。流石に二年も経てば使われなくなるか…



アカハライモリが歩いていた。久々に見たかも。

無駄足になるのも癪なので、市街地に戻りつつ、新たな溜め糞を探すことにした。


溜め糞を探していたら、木の根元にやたらとエノキの芽生えが集まっていた。近くにエノキの木は見当たらない。十中八九、タヌキの溜め糞があった痕跡だろう。
エノキの実を食べたタヌキがここに溜め糞をして、それが春になり芽生えたのだと思う。



帰宅中、ノアザミが咲いているのを発見。数日前から探していたので嬉しい。
似たような花にノハラアザミがあるのだが、総苞がベタベタしているのでノアザミで間違いないだろう。
日当たりの良い山野や草原に生えていると書いてあったが、この個体は日当たりのあまり良くない林縁に生えていた。












2025年6月7日土曜日

趣味

2日ほど、日記の更新を忘れていた。僕のこの日記はただの趣味で残しているだけなので、毎日更新! みたいな義務感は無い。僕の場合、義務感を持ったらすぐにつまらなくなると思う。閲覧数も、知り合いと友人だけ見てくれれば良いと正直思っているので、Twitterの公開垢で更新の告知をすることも無い。この閉鎖的な環境が好きなのだ。

僕は人のブログを見るのが好きなので毎日色んな人のブログを読んでいるが、特にこのブログ面白いなぁと思うブログは、あまり義務感を持っていないようなブログだ。あれらはきっと、伝わる人にだけ伝われば良いと思ってやっているのだろうな。

義務でやっていそうなブログは、内容が無難すぎる気がしてなんだか飽きる。例えば、チェーン店の店舗ブログを熱心に読んでいる人は少数派だろう。

ただ、例外もあって、友人や知り合いのブログは多少内容が予定調和でも、顔を知っている分、面白さが倍増する気がする。もっと同年代の人間はブログをやって欲しい。時代遅れかもしれんけど。


タンポポの定点撮影、それなりに上手くいっていたのだが、もう一回やり直すことにした。
最初は「これでもいいか」と思っていたのだが、自分が撮った写真を見た後に、埴沙萠さんの写真を見たら、同じシーンなのに埴さんの方がより詳細に根が伸びる様子を捉えていて、「いやいや、これじゃあ埴さんの下位互換になっちゃうじゃん」と考えを改めることにした。

具体的には一番最初の、種から初生根が出てきて双葉を開くまでのシーンを4カット以上かけてもう少し詳細に追うことにした。
タンポポは、種が割れて中から白い根が見え始めると、たった一日で双葉を出す直前まで成長が進む。なので、根が少しづつ伸びていく様子を詳細に追うには、一日に何回か撮影しなければならない。


公園のサツキが満開


花の上部に、そばかすみたいな模様がある。これは蜜標と言って、虫に蜜のありかを知らせる役割をしているらしい。


アヤメの花のこの模様も蜜標なのだろうか?よく大型のハナバチが頭を突っ込んで吸蜜しているけども。