2025年3月22日土曜日

黄色い花

午後、植物の根を定点撮影するための木箱を3つ作った。

扉は、パッチンを付けて固定できるようにしている。ちゃんと固定しておかないと、土の重みですぐに壊れてしまうと思う。もうひとつ心配なのが、板が反ってしまわないかということ。扉に使っている板が反ってしまうと、木箱に隙間ができて土が流出する可能性がある。土が流出すると、地中断面も崩れてしまう。

木材の反りについて調べてみたら、高温多湿な環境だと反りを防ぐのはほぼ不可能らしい。この木箱はまさにそんな環境で使うのだが…

不安になってきた。

アブラナを採集してきたので、花の分解写真を撮ってみた。定番のシーンだと思っていたのだが、意外と撮っている人が少ない。去年、全く同じ写真を撮ったのだが、花びらが白飛びしてしまっていて、どうしても撮り直したかったのだ。植物写真家の いがりまさし さんが、youtubeかなんかで、「黄色い花は階調が飛びしやすいので撮影が難しい」と仰っていた記憶がある。

アブラナを採集してきた一番の理由は、蜜腺が撮りたかったから。何本か花茎を採集してきたのだが、1本だけ、蜜を沢山分泌している株が混じっていた。緑色の球状のものが蜜腺で、光っている水滴が蜜だ。

「花の蜜がわかる写真って、撮っていたりしませんか?」と、少し前に聞かれたので、蜜の写真は多分需要があるのだと思う。ただ、蜜の写真は植物の本というよりは、ミツバチの本なんかで使われる機会があるみたいなので、ミツバチと絡みのある植物の蜜を撮っておきたい。児童書でミツバチの企画は、アブラナやレンゲとの絡みがド定番なのだ。レンゲの蜜も撮りたいのだが、山梨でレンゲが沢山咲いている田んぼを見たことがない。探さなきゃ。

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