2026年7月10日金曜日

ハスの発熱

 カタバミの種飛散の撮影が上手くいかないので、今日は撮影セットに少しだけ改良を加えた。
ドライヤーの温風を当てているうちにカタバミの茎が萎れてきて実の位置がどんどん下にずれてくるので、それを防ぐために、茎の大部分を濡れティッシュで覆えるようにした。そうすれば茎の乾燥を防げる。
茎を優しく濡れティッシュで包み、それをさらに覆うようにクリップで固定してみた。クリップはアーム式にしてあるので微調整が効く。
試しにドライヤーを二分ほど当ててみたが茎が萎れる様子はない。これなら上手くいきそうだ。

問題は、センサーがカタバミの種に反応してくれるかどうか。昨日採集してきた実が今にも弾けそうだったので、センサーをセットして試してみたのだが、全く反応してくれない。いや、そもそも、種が変な方向に飛んでいくせいでビームを通過してくれていない。
ビームの位置を実に触れるか触れないかくらいまで接近させれば弾ける瞬間の種をキャッチできるのかもしれないが、ビームを実に近づけすぎると、ドライヤーの温風を当てて実が揺れた時に実がビームに触れて誤作動を起こしてしまうのでそれはできない。上手いこと行かんなぁ。
とにかく、今使っているセンサーがカタバミの弾ける種を検出できるという確証が欲しい。検出可能だということさえわかれば、あとは数をこなすだけなのだが。



そろそろ大賀ハスが咲き始めているかも…と思い、見に行ってきた。
ハスの花は、開花時に花の中心部を発熱させて訪花昆虫をおびき寄せるらしい。
実際に発熱している様子を撮りたくなったので、サーモカメラを買って撮影してみた。


上の写真は、さっきと同じ花をサーモカメラで撮影したもの。
確かに、花の中心部の温度が周囲に比べてやや高くなっている。ただ、今日は猛暑日なので周囲の葉も黄色く高温になっており、絵的に少しわかり辛い。
晴れの日よりも曇りの日に撮影した方が花だけが高温になっている様子を撮影できるのかもしれない。
ところで、初めてサーモカメラを使ったのだが、思っていた以上に画質が悪い。僕が安物の商品を購入したせいかな?それともこういうもの?
今回買ったのは、2万円くらいで買えるiPhoneに取り付けるタイプのサーモカメラだ。
ちゃんとした製品は6万円以上するので、僕には買えない。


2026年7月8日水曜日

ファイバセンサ

 ずっと撮れていなかったカタバミの種飛散を撮りたいので、センサーを改良している。
ツリフネソウやゲンノショウコの種飛散と比べると、カタバミの種飛散は難易度が高い。単純にタネが小さいので、それをキャッチできるセンサーが限られるからだ。僕が今まで種飛散の撮影に使っていたセンサーは、パナソニックのCX-412という型番のセンサーだったが、微小な物体の撮影では感度があまり良くなかったので、カタバミの種に反応しなかった。
例えカタログに「1㎜以下の物体も検出可能」と書いてあっても、ビームの径が細くなれば細くなるほど感度が悪くなり、検出距離も短くなる。

そこで、今回はファイバセンサと呼ばれるセンサーを導入してみることにした。ファイバセンサは普通のビームセンサと違って、受光部と投光部とは分離されたアンプが付いており、そのアンプ上で感度やビームの光量を調整できる。
ファイバセンサはパナソニックやオムロン、キーエンスの製品が有名なのだが、投光素子に赤外線を使っている製品が中々無い。キーエンスの製品で良さげなのを見つけたのだが、まさかの生産終了していたので、中古をヤフオクで競り落とした。

試運転した感じではかなり具合が良い。昆虫標本用の針を高速で動かしてもそれに反応してくれた。
あとはカタバミの高速で射出される種に反応してくれるかどうかだが、今日カタバミをセンサーの目の前にセットしようとしたら、ビームが細すぎるせいで、うまく種がビームを通過する位置にカタバミをセットできない。しかも、種を弾けさせるときはドライヤーで温風を送るので、カタバミがかなり揺れてしまう。
そうこうしているうちに、採集してきたカタバミの実をすべて使い果たしてしまった。

これは、カタバミを固定する仕組みにも一工夫加えなければならなそうだ。


標高1200m地点では、ノアザミはまだ蕾。


少し前までは「つぼみ」の写真は自然写真の世界では定番ではなかったのだが、ここ数年で「つぼみ」は一気に定番となった。
図書館向けの本で、「つぼみ」をテーマにした写真絵本が沢山出てきている。
つい最近知った話なのだが、小学校低学年の学習内容に「つぼみ」が追加されたことが要因らしい。

2026年7月3日金曜日

マツモの花粉が撮れない

 数か月前から取り組んでいるマツモの花粉撮影だが、全く上手くいかない。雄花はしょっちゅう咲くものの、肝心の花粉を観察することができていない。


雄花を拡大撮影してみた。マツモの雄花は葯がたくさん集まった構造をしていて、葯の先端には突起が見える。おそらく、この突起の辺りから花粉を放出するのではないかと思うのだが、揺らしたり水流を当ててみたりしても全く花粉が出てこない。そもそも、マツモの花粉ってどんな形なんだ?それさえわからないので、仮に花粉が舞っていたとしても見落としている可能性もある。
ただ、撮影用の水槽には濾紙で濾した綺麗な水を入れているので、花粉らしき粉塵が舞ったらすぐにわかるはずだ。


道端でイタドリの花が咲き始めていた。


イタドリは雌雄異株の植物で、上の写真は雌花だ。雌花にもよく見ると小さな雄蕊らしきものが存在しているのだが、花粉は出ていないようだ。


花に混じって目立つピンク色の物体は、若い果実。下の方に雌蕊の名残がある。

フタモンアシナガバチ

とても小さい花なのだが蜜が沢山あるようで、ハチやアリ、甲虫などが盛んに蜜を吸っていた。







2026年7月1日水曜日

顕微鏡対物レンズで花粉撮影

花粉関連で、とある現象を撮影したいのだが、サイズ的にあまりに小さな現象なのでちゃんと撮れるか怪しい。通常は顕微鏡で撮影するようなシーンなのだが、今回はカメラで撮影しなければならない。

前提として、花粉の一つ一つの形がはっきりわかるくらいの倍率で撮影しないと現象が写らない。
本番撮影前の予行練習として、うちにある最大倍率の撮影システムでハイビスカスの花粉を撮影してみたのだが、画質が微妙。

倍率20倍で撮影したハイビスカスの花粉

この写真は、うちにある望遠レンズの先端に顕微鏡対物レンズをかませて撮影したものなので、普通のマクロレンズに比べると画質がかなり落ちてしまう。色も良くない。
もっと違う対物レンズを買っていろいろ試したいところだが、顕微鏡の対物レンズは結構高いので、ヤフオクで良さげなレンズを地道に探すしかない。倍率が20倍以上でかつワーキングディスタンスが長めのレンズを探しているのだが…