一見何の変哲もないオニグルミの木。しかし、よく見るとツキノワグマの痕跡がある。
少しだけだが、枝が茶色く枯れている部分がある。これはツキノワグマが木に登って果実を食べた時に枝を折った痕跡で、熊棚と呼ばれるものだ。ただ、本で見るような熊棚に比べるとやや地味で小規模なので、本当に熊棚なのかどうかトレイルカメラを仕掛けて確認することに。
仕掛けてみると、ツキノワグマが10日に1回くらいの頻度で通ることが分かった。
ツキノワグマは、この獣道のさらに下にある沢沿いの獣道を主に利用しているようだ。ひっつき虫が体に付いている様子を撮りたいので、本番のカメラを仕掛けてみることにした。
今朝、早速カメラを仕掛けに沢沿いに降りたのだが、すさまじい量のヤマビルが寄って来て戦意喪失。何とかカメラとストロボとセンサーを仕掛けたが、ストロボやカメラにも大量によじ登ってきて気持ち悪い。機材の熱に反応しているのだろうか?こんな時に限ってサラテクトを持ってくるのを忘れたので、靴にもどんどんよじ登ってくる。あまりにも量が多すぎて、なぜか一周回って冷静になってきたので、後半は靴によじ登ってくるたびにデコピンして弾き飛ばしながら作業を続けていた。
エノコログサが最後のピークを迎えている。今のうちに全体写真を撮っておこうと何枚か撮ってみたが、やはり難しい。こういう写真は目線を下げて背景をすっきりさせたくなるのだが、あまりそれをやりすぎると逆にのっぺりした写真になるので、無難に見下ろして撮った方が良い結果になる場合が多い。亀田龍吉さんの写真を見ていると、こういう普通の写真がとても上手だなと感じる。わざとらしさが無いというか、心地よいというか。
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