初夏頃に取り組んでいた月刊誌ができたということで送られてきた。
サンチャイルドビッグサイエンス10月号。サンチャイルドビッグサイエンスは幼稚園や保育園向けの定期購読誌だ。ちなみに僕も定期購読している。常にだれがどんな写真を撮っているかは把握しておきたいし。
今回は10月号なのでサツマイモを取り上げた内容になっていて、子供や農家の方のシーンを農業カメラマンの網野文絵さんが担当して、生態写真を僕が担当している。
本の中に、芋の根が伸びてきてどんどん肥大化していくシーンがあるのだが、これが非常に厄介なシーンで大苦戦してしまった。根の定点撮影が難しいなんてことは前から分かっていたことなのだが、今回は10月号で締め切りが6月頃だったので、イモを6月までに肥大化させなければならず、かな~りきつかった。通常、サツマイモは梅雨が明けてから徐々に肥大化が始まるのだ。一部、去年撮った写真を使ったりした。
根っこの撮影には少し苦手意識を持っていたが、依頼をされたおかげでこれでもかと言うほど取り組むことができたので、少しだけ根っこ撮影のノウハウが身に付いた気がする。今は機材やソフトが進化して、10年前までは一部の人しか撮れなかったシーンが少し時間をかけるだけで簡単に撮れるようになりつつあるが、根っこの定点撮影なんかは機材が進化しても楽にならないシーンの典型であり、だれもやりたがらない撮影でもあるので力を入れたい。
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