いつものフィールドで、ゲンノショウコの実が熟し始めた。まだまだ若い実の方が多いが、10月初旬ごろに種飛散の最盛期を迎えるだろう。
ゲンノショウコの実は、熟して乾燥するとバネの様な力で種を弾き飛ばすことで有名なのだが、そのシーンを撮るのはかなり難しい。栗林さんや埴沙萠さんがやったようにビームセンサーか音感センサーを使う必要があるので、普通では撮れないだろう。
僕は2年ほど前に、似た仲間のアメリカフウロという外来植物で種飛散のシーンを撮影したのだが、やはり在来種であるゲンノショウコの種飛散シーンも撮っておきたい。
早速、熟した種を20本ほど採集してきた。アメリカフウロと勝手が同じであれば、採集後数日置いて乾燥させてからの方が種が弾けやすいはずだ。
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若い実 |
林内ではミズヒキが最盛期。
獣道を歩いていると、ズボンに小さい果実がよく引っ付く。
果実を拡大して見ると、先端に引っ付くためのかぎづめが生えていることがわかる。
さて、この状態の実が動物や人間に大量に引っ付いて運ばれるわけだが、この赤く色づいた実に発芽能力はあるのだろうか?まだ熟しきっていない気がするのだが。
ミズヒキは熟しきると茶色く枯れたような見た目になるので、その状態のときに運ばれないと発芽能力は無いのではなかろうか?
でも、ズボンに付いている様子をよく見るのは今の赤い時期の実だ。
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