2025年4月30日水曜日

カラスノエンドウの蜜

 


庭のヘビイチゴが実をつけ始めていた。
少し前に読んだ本に、カタツムリがヘビイチゴの実を食べると糞から種が発芽するという話が載っていた。カタツムリもヘビイチゴの種子散布に関与しているらしい。ぜひ糞から種が発芽する様子を撮ってみたいのだが、飼育しないと難しいだろうな。


数週間前にサツマイモの茎を引っこ抜いて庭の畑に放置していたのだが、今日見たら葉を出していた。
完全に枯れて死んだと思っていたのに、すごい生命力だと思う。野菜の中でもトップクラスのしぶとさではないだろうか。
まあ、生命力が強いからと言って撮影しやすいとは限らないのだが。


カラスノエンドウが花外蜜腺から大量に蜜を出す様子を撮影できた。
採集して持ち帰り、室内で8時間ほど花瓶に挿して置けば大量に蜜を分泌した状態を撮影できる。
おそらくだが、カラスノエンドウはもともと蜜の分泌量が多い植物なのだと思う。普段蜜を出している様子を観察できないのは、太陽光による蒸発に加え、蜜が分泌されてもすぐにアリなどの昆虫に蜜を吸われてしまうからではないだろうか?


2025年4月29日火曜日

立体感

 野菜の撮影をする予定だったのだが、風が強すぎて全く上手くいかない。苗が風に吹かれて引きつるし、設置したストロボも吹き飛ぶしで断念。
仕方ないので家でタンポポの管状花を撮ることに。


タンポポだけではなくヒマワリやアザミなど、キク科の花は沢山の花が集まって一つの花を形成している。
咲いて1日~2日目のタンポポの花を分解すると、外側の花と内側の花では様子が違っていて、上の写真は内側の、まだ蕊が伸びてきていない状態の花だ。

撮影しながら思い出したことがある。
少し前に、編集者がうちに来てくださった時。僕の撮影したタンポポの花の白バックを見て、「あくまで私の好みの問題かもしれないんですけど、、」と前置きされたうえで、「景山さんの白バックは少し立体感が足りない気がする」と感想を言ってくださった。

立体感かぁ。
ということは、陰が薄いせいで被写体の細かい凹凸が拾えていないのかな?
もう少し固い光を使って撮るべきだろうか?
とりあえず簡易的な撮り方をしてみた。2灯を挟み込むようにしてライティングしている。

こちらは3灯ライティング。凹凸が目立つようにアクセントライトを入れてみた。
こっちの方が圧倒的に良いと思う。







2025年4月27日日曜日

不定根

 サツマイモには、二種類の根がある。
水や養分を吸収する「吸収根」と、養分を蓄えて肥大化する「不定根」。
将来イモになるのは不定根の方だ。
その不定根は苗の葉柄の脇から伸びてくるのだが、すべての不定根が将来イモになってくれるかと言うと、そうでもない。
伸びたはいいものの、肥大化する素振りを見せず、そのまま赤いゴボウのような根に育ってしまう不定根も多い。

サツマイモの不定根が肥大化してイモになっていく様子を地中断面で定点撮影しようとすると、ほとんどの根がゴボウのようになってしまうのだが、なぜだろう。

ここからは僕の予想なのだが、おそらく、周囲の土が固かったりすると肥大化しにくい性質があるのではなかろうか?
去年、サツマイモの根の撮影に初めて挑戦してみたのだが、地中断面に沿うように張り巡らされた不定根は全て肥大化しなかった。対して、地中断面を少し掘った位置にある完全に土中に埋まった不定根はちゃんと肥大化していた。
地中断面に沿うように伸びた不定根は、固められた土と断面作成用の壁に両脇を挟まれているせいで肥大化できなかったのではなかろうか?

地中断面に沿うようにイモが出来てくれないのであれば、完璧にきれいな地中断面で肥大化の様子を撮影することはかなり厳しくなってくる。成長した根を撮影するたびに、地中断面を崩しつつ土中の根を露出させなければならない。


上の画像に写っているのは、全て不定根。同じ不定根でも太いものと細いものがあり、なるべく太い根を撮影したいのだが、こういう太い不定根は地中断面の表面には中々できない。
完全に土中に隠れた葉柄からしか太い根が出ない。
上の画像は、地中断面を霧吹きを使って少しづつ崩して根を露出させた。


埴沙萠さんが唯一サツマイモの地中断面の撮影に挑戦しているが、かなり苦戦の痕が読み取れる。
埴さんの写真を見てみると、イモが肥大化するにつれて地中断面がボロボロになっているのだが、イモが肥大化したカットでは地中断面を削ってイモを無理やり露出させたような跡がある。
おそらく、途中までは撮影が上手くいっていたが、肥大化したイモが地中断面ではなく土中にしかできなかったせいで無理やり断面を削ることになったのではなかろうか?


とにかく、不定根には柔らかい土をかぶせておき、撮影の都度断面を少しづつ壊す方法に切り替えた方がよさそうだ。








2025年4月26日土曜日

 久々に北杜市へ。
甲府盆地よりも季節がやや遅れ気味なので、まだクヌギの花が咲いていたりする。



カラスノエンドウの蜜腺にクロヤマアリが蜜を吸いに来ていた。
植物の写真をメインにやっているからには、蜜腺から蜜が水滴になって分泌されている様子も撮りたいところ。今日は晴れているせいか、蜜を大量に分泌している株は見つからなかった。蜜の分泌自体は晴れているときの方が多いのかもしれないが、晴れていると太陽光で蜜がすぐに蒸発してしまうので、曇りの方が蜜は観察しやすい。


アブラナが咲いていたので、葉っぱの付け根を撮影しておいた。
アブラナとよく似た花にカラシナがあるが、両者の違いを検索すると、アブラナの方は葉っぱが茎を抱くように付いていると説明されていることが多い。


キュウリグサが花盛り。
キュウリグサは撮るのが難しい植物だと思う。他の雑草に比べると、なんだかまとまり難い。
大抵の雑草は、真横から背景を抜かすようにして撮ればそれなりの仕上がりになるのだが、キュウリグサはそれが通用しない気がする。


タネツケバナも咲いていた。全体像を写したかったが、茂みが邪魔で株本が見えなかったので見下ろすように撮影した。
雑草を見下ろすように撮影すると、気取らずにさりげなく撮影した感じが出て割と好き。
この手の撮り方は、亀田龍吉さんが一番うまいと思う。









2025年4月25日金曜日

タデ科

今日もひたすらに庭で野菜の管理と撮影。
地中断面を作っている木箱にカビが生えてしまった。土が流出しないように木箱と蓋をかなり密着して固定していたのだが、それが仇となったようだ。それから、野菜を効率よく育てるために固形肥料を土に混ぜたのだが、固形肥料が結構カビやすいらしく、白いふわふわしたカビが肥料の周りから発生していた。肥料は無しの方が良いのかな?


ホームセンターで買った黒土を畑に撒いて2週間ほどが経った。すると、たくさんの雑草が芽生え始めた。
一見、不純物が少なそうな黒土にもたくさんの種が入っている。

黒土から芽生えてくる雑草の殆どがこの種類。特徴からして、タデ科の一種だろうか?
タデ科かどうかは、種を見ればわかる。


まだ種を脱ぐ途中の芽生えを見つけた。この黒くて光沢のある種は間違いなくタデ科だ。


種の殻を脱ぐとこんな姿。芽生えたばかりの子葉は赤いのだ。
タデ科の芽生えが赤いという情報は、埴沙萠さんの写真集で既に知っていた。

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かなり前の写真集だが、お勧めだ。







2025年4月22日火曜日

1枚目が大事

どんな定点撮影も、最初の一枚目が一番肝心だと言える。定点撮影は、最初の一枚目を基準に次のカットを撮っていくので、1枚目がいい加減なクオリティだと、2枚目以降から写真のクオリティを上げようとしても写真を並べた時に違和感が生じる。

今日、来月いっぱいまで取り組む定点撮影の1枚目を撮影した。しかし、撮った写真を後からPCで見てみると、粗が結構見つかった。植物の地中断面の撮影なのだが、断面がやや汚くなっていたり、土中にアリが巣食っていたりして画面が乱雑だ。要は、スッキリしていて気持ちの良い状態にない。

あと、背景がいまいち上手く決まらない。庭で撮影しているので背景は自分で作っているのだが、時間帯によっては背景にあたる光が完全な順光になってしまい、すごく作り物感が出てしまった。逆光、もしくは曇りになってくれれば上手いこと画面が整うのだけれど…

明日、リベンジしたいのだが朝から雨の予報で撮影は不可能。やばい、焦る。

2025年4月21日月曜日

心配性

 朝、ソメイヨシノの撮影へ。


花はすっかり散って、葉が展開しきった。これで、ソメイヨシノの一本木の春夏秋冬のシーンは揃ったし、あと二か月分撮影すれば一年分のシーンも揃う。




こうして並べてみると、課題点が山済み。
まず、それぞれのカットの画角やアングルが微妙にずれている。初夏のうちは土手の斜面に三脚を立てて撮影していたのだが、季節が進むにつれて草が伸びたせいで三脚が立てれず、撮影ポジションを変えなければならなかったせいだ。

それから、冬のカットはどうしても雪景色が欲しい。「冬のソメイヨシノ」というシーンなら冬を象徴してくれる雪が入っていないと、季節感に乏しい気がする。
今年も引き続き撮影することになりそうだ。

帰宅後、庭でひたすら野菜の撮影。
撮影は定点撮影で、特殊なセットを作らないと撮れないシーンの撮影なのだが、僕は心配性なので予備の個体を26株植えてある。
これだけあれば何本かは成功すると思うのだが、これらをすべて定点撮影していくとなると、かなりの重労働となる。
かといって予備の個体を減らしてしまうと、万が一途中でトラブルが生じたときにやり直しができなくなるのが恐ろしい。

午前中から始めて、すべての株を撮影し終わったのは夕方。全26株の中で、順調に生育が進みそうなのは5株だけだった。難しすぎるだろ。





2025年4月20日日曜日

開いた

 


早朝、まだ光線状態が低い時間帯にイチョウの花粉を撮影してみた。しかし、花期がもう終わりかけなので花粉が上手く飛んでくれない。100点満点中15点くらいの写真になった。


雄花のアップ。


ツボミオオバコが花を咲かせていたので花粉を飛ばしてみた。これもあまりうまく飛ばず。


さて、昨日も様子を見に行ったタンポポだが、今朝7時の時点ではまだ綿毛を開いていなかった。しかし、昨日より明らかに花茎が伸びているような気がするので、綿毛が開くなら今日な気がする。



昼過ぎ、バイトの一時間前にもう一度様子を見に行ってみたらやっぱり開いていた。
これで今日様子を見に行かなかったら、また二週間かけて撮り直さなければならないところだった。タンポポの撮影は、可能であれば5月に入る前に済ませてしまうのが理想だ。5月になるとタンポポの実を食い荒らす虫や鳥が増えるので、定点撮影が上手くいかないことが多い。


カラスノエンドウが咲いてきた。今年は実が弾ける様子を撮りたい。そのためのセンサーシステムも用意できている。



公園の手すりを見ると、クヌギの花粉が降り積もっていた。


2025年4月19日土曜日

すぐ弾ける

 


定点撮影中のタンポポは、花茎が立ち上がってきた。
もしかしたら、今日中に綿毛が開いてしまうんじゃないかと思い、午後にもう一度様子を見に行ったのだが綿毛は開いていなかった。明日、開いた様子を撮りたいのだが午後からバイトなんだよな。午前中に開いてくれれば良いのだが。


イチョウの雄花を撮り直すために公園へ。ちゃんと葯が開いた様子を撮ることができた。あとは明日の早朝に花粉飛散の撮影に挑戦だ。

クヌギの花粉飛散の撮影に挑戦してみたのだが、背景が明るすぎるせいで花粉が描写できなかった。やはり光線位置が低い早朝に撮影しないとそれなりのクオリティにならない。


庭で、タネツケバナの実が熟し始めた。
そういえばタネツケバナの種って弾けるんだっけか、と思い立ち、種が弾けるシーンの撮影に挑戦してみることに。
まず、種が弾ける様子を観察してみると、種が弾けるときに実が上方向に反り返ることがわかった。実のギリギリの位置に赤外線ビームを設置すれば、種が弾けた瞬間に反り返った実がビームに触れてくれるのではなかろうか?

撮影の方法が決まったので早速庭で採集した実を撮影台にセットする。しかし、熟しきった実はほんの少しの刺激でも弾けてしまい、中々撮影に取り掛かることができない。弾けそうな実のなっているタネツケバナを手でちぎると、それだけの刺激で実が弾ける。そこで、ハサミで振動を与えないようにそっと採集することにした。

なんとか弾けないように採集できても、その後撮影台にセットするのが至難の業。
撮影したい実の周りに別の実があるとセンサーが誤作動を起こすので、いらない実をハサミで切り除いていくわけだが、熟した実の近くにある実を切ると、その振動で熟した実が弾けてしまう。

苦戦しているうちに、庭に生えていたタネツケバナの殆どを使い切ってしまったため、今日は断念。
何株か近所の用水路から採集してきたので、実が熟すまで鉢植えで育ててみることにした。




2025年4月18日金曜日

メンテナンス

 旧ブログを閉鎖するついでに、WIXブログのサイトファイルを大量に削除したら、HPのお問い合わせページに載せていたプロフィール写真も消えてしまった。クラウドの中を探せばあるだろうが、探すのも面倒くさいし、顔写真をまた撮り直すのも恥ずかしいし、別に消えたままでいいか。



ソメイヨシノはすっかり花を落とした。芽吹いたばかりの若葉をよくみると、蜜腺から蜜を出している。蜜腺の写真は過去に撮っていたが、実際に蜜が出ている様子はまだ撮っていなかったので嬉しい。


撮影用の植物を採集するついでに、湖のある公園へ。
アブラナよりも華奢なこの植物はカラシナかな?もっと寄りで撮らなきゃわからないよな。


部屋に放置していた鉢植えでニワホコリの花がたくさん咲いていたので、花粉を撮影してみた。
最近、やたら鼻炎の症状が酷いと思っていたのだが、部屋中にイネ科の花粉が撒き散らされていたようだ。


定点撮影中のタンポポ。
花茎が立ち上がってきた。種類にもよるが、タンポポの花が枯れてから綿毛が開くまでは約二週間かかる。花が枯れたのが4月9日なので、あと4日以内に綿毛が開くことを想定して定点撮影に通わなければならない。去年は、綿毛が開く直前で実をカワラヒラに食べられてしまい失敗した。ネットでも被せて防御しておくべきかな?

バイト前に二時間ほど仮眠を取った。最近、野菜の撮影のために朝5時に起床して、バイトから帰ってきたら夜中までセンサーの工作をする生活を繰り返していたのでやや寝不足。センサーの方はあともう一押しで良いシステムができる予感がするのだが、ストロボの扱いに苦戦しており、まだ時間が掛かりそうだ。



2025年4月17日木曜日

イチョウの芽生え

 風邪で体調を崩していたが、それなりに回復。


イチョウの雄花が咲き始めていた。僕が普段行くフィールドにはイチョウ並木が無いので、イチョウを撮るには甲府の方に行く必要がある。

さて、雄花を撮ったなら雌花も撮りたい。雌花は葉っぱと同時に芽吹くので、やや見つけづらい。


見つけた。
イチョウの雌花は地味だが、先っちょから受粉滴を出すので面白い。早速受粉滴を撮影しようとしたのだが、風が強いうえに低い場所に咲いている雌花が無いのでマクロ撮影ができる環境ではない。仕方ないので雌花を二つほど持ち帰り家で撮影することにした。

これが受粉滴。この水滴で飛んできた花粉をキャッチして受粉する。

雄花の花粉が飛ぶ様子も撮影出来たら理想なのだが、イチョウが生えている場所は大抵街中なので、引き気味に撮影するとほとんどの場所で人工物が写り込む。人工物が写り込んでいるのがだめと言うわけではないが、よほど綺麗に写さないとただ煩雑な写真になってしまうので難しい。


定点撮影中のタンポポはは種を作り始めた。

4月9日の写真(上画像)と比べると、花茎が地面にべたっと付いていることがわかる。
このあと、種が熟すにつれて花茎は立ち上がっていき、完全に熟しきるころには花が咲いていた頃よりも高く花茎は伸びる。
綿毛を飛ばしやすい高い位置へと実を運ぶのだ。








2025年4月14日月曜日

風邪をひいたっぽい。喉がイガイガするし、やや調子が悪い。撮りたいもの、撮らなきゃいけないものがそれなりにあるのだが…

雨上がり、タンポポは萎んでいる。

野菜の苗を庭で撮影したかったのだが、雨が降ったせいで土の色が変わってしまった。黒土の場合、晴れの日は土が乾燥して明るい茶色になるが、雨で濡れると黒くなる。

撮影したいシーンは定点写真なのだが、前回のカットを晴れの日に撮ったせいで、次のカットも晴れの日に撮らなければ土の色が違うせいで写真の雰囲気が揃わない。

庭仕事のあと公園へ。ヒメオドリコソウが咲いていた。

公園ではクヌギの花粉飛散を撮りたかったのだが、雨上がりのせいで花がしめってしまって花粉が飛んでくれない。色々タイミングが上手くいかんなぁ。

ヤマザクラ

今日も1時間だけカテンソウの撮影。

中々理想の写真が撮れない。花粉の飛び方が納得いかないのだ。栗林さんの写真を見ると、花粉が綺麗な弧を描いて飛んでいる。これくらい上手く撮れたらいいのだが。

参考図書

2025年4月13日日曜日

やらかした

やらかした。ネットで木材を買ったら、mm表記のところをcm表記と勘違いしてサイズを入力してしまったようで、とても小さな木材が届いてしまった。本来欲しかったのは100cm×50cmの木材だったのだが、届いたのは10cm×5cmのミニ木材。しかも値段が3つで5590円!本当に損をした。

さて、今日は一日中雨。仕方が無いので室内に引きこもる。音感センサーに改良を加えるべく奮闘することに。今の音感センサーシステムは、小さい音にはちゃんと反応するので植物の種子散布の撮影には困らないのだが、喋り声や家の前を通る車の音など、雑音にも反応してしまう。周囲が静かになる夜中じゃないと使いづらいという難点がある。

そこで、種が弾けるくらいの小さな音にのみ反応して、車が通る音のようなある程度大きな雑音には反応しないように制御したい。

しかし、試してみると、中々上手くいかなかった。例えば、車が家の前を通る音は、車が近くを通る時は大きな音かもしれないが、徐々に近づいてくる時の音はとても小さい。なので種が弾けるくらいの音量にのみ反応するプログラムを組んだのだが、結局車の近づいてくる前の小さな音にも反応してしまうことがわかった。

どんな音も小さい音と大きい音が波のように連続してできているもので、そう単純にはいかないのだろう。

2025年4月12日土曜日

大ピンチ

朝起きたら、撮影中の野菜の苗が引っこ抜かれていた。畝も掘り起こされている。

引っこ抜かれた苗の横には、糞が1つ。野良猫の仕業だろう。そういえば昨晩、庭の石垣の方から猫の鳴き声がしていた。

せっかく根が伸び始めた苗を台無しにされてしまった。しかも、引っこ抜かれたのは地中断面を撮影していた個体。勘弁して欲しい。うちは、飼い犬が死んでから野良猫が出没するようになったのだが、まさかこんな形で被害を受けるとは思わなかった。ただでさえ生育が間に合うかギリギリなのに。

とりあえず、猫よけを買って畑の周りに設置した。加えて、畑全体にビニールを被せることによって、侵入しづらくしておいた。

コナラの花が芽吹いてきた。ただ、葯はまだ開いていないので花粉は飛ばない。

同じコナラでも、定点撮影中の個体はまだ芽吹きの途中。あと2カットくらいで定点撮影も終わりだ。

定点撮影中のソメイヨシノ。花は全部散って葉が大きくなってきた。

夕方、カテンソウの撮影に挑戦。まあ、それなりのものが撮れた。赤外線ビームの設置場所を注意しないと、花粉を飛ばした時に葯と花粉の両方にセンサーが反応して2回ストロボが光ってしまうので、多重露光された写真が量産されてしまう。