梅雨の僅かな晴れ間。林道を散策していたら開けた場所を発見。木々が大規模に伐採された場所が、草原になっている。草原と言っても、アザミやワレモコウみたいな草原に生える植物は見当たらない。画面中央付近に生えているほとんどすべての植物がタケニグサだ。
タケニグサは、できたばかりの環境に他の植物よりも早く定着するパイオニア植物。伐採地や林道などの荒れ地でよく見かける。種子の散布方式はエライオソームによるアリ散布だと思うのだが、どうやったらアリ散布のみでここまでいち早く定着できるのだろうか。
少し遠出して違う草原へ。
レンゲツツジが終わりかけだったが、蜜標を撮影しておいた。
アヤメも咲いている。アヤメは蜜標が派手だ。
さて、あるブログを読んでいたら、ハナバチがアヤメの花粉だけを集めると後ろ足の花粉団子がペパーミント色になるという小ネタが書いてあった。へぇ、本当だったらおもしろい。アヤメの花粉は薄緑色なのかな?
実は、似たような話がアヤメ以外の植物でもあって、ムスカリの花粉を集めたミツバチの花粉団子は青色になるというネタがそれなりにバズっているのを目にしたことがある。本当かどうか気になり、実際にムスカリの花粉を観察してみたのだが、白色にしか見えなかった。
しかし、ネット上にはムスカリに止まっているミツバチが薄青色の花粉団子を付けている写真がいくつか上がっている。おそらく、団子状に大量に重ね合わせてやっと薄い色が見えてくるくらい薄い青色の花粉なのだろう。
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