2025年6月18日水曜日

本当の花

 


定点撮影中のタンポポは、側根が伸び始めた。あともう少しで本葉が開いてくるはずだ。埴沙萠さんの植物記には同じシーンの定点写真が日付付きで載っているが、双葉が出てから本葉が出てくるまでは一週間以上かかっているようだった。


クヌギの枝が撮影しやすい位置に垂れ下がっていたので、ドングリを撮影。ドングリは梅雨明けくらいから急激に成長しだすので、定点撮影するなら注意が必要。
今、この個体とは別に定点撮影中のドングリが二つほどあるが、クヌギのドングリは成長に二年かかるので、撮影がひと段落するのは来年の10月になってしまう。僕は今だに、クヌギのドングリの成長を一から撮影できていない。実際、クヌギのドングリの成長を4月から翌年の10月まで同じ個体でかつ一定の品質で定点撮影した写真はまだ世の中にないのではなかろうか?
今のところ一番クオリティが高いのは、飯村茂樹さんの写真だと思う。


こっちは今年結実した個体。あと半年以上はこの姿のままだ。


公園にアジサイが咲いている。もっと状態の良い個体を撮りたいが、アジサイが沢山あるところって人が多くて気が進まない。


アジサイの花をかき分けると、小さくて地味な花が見つかる。
これが真花とよばれるアジサイの本当の花。周りの大きくて派手な花は、装飾花と呼ばれる偽物の花で、虫を呼び寄せる役割があるらしい。


真花は、拡大して見るとちゃんと雄蕊と雌蕊がある。ちゃんと撮影するのは初めてだ。
今度は受粉して実が出来たところも撮影したい。

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