去年、ノイバラの蜜を何とかして撮ろうといろいろな手を試してみたのだが、一向に蜜が見られないので詳しく調べてみたところ、蜜はほとんど分泌しないことが分かった。
藤丸篤夫さんの「ノイバラと虫たち」という本にもそのようなことが書いてあり、ノイバラにはたくさんの虫が来るのだが、蜜目当てではなく花粉が目当てでやってくるらしいのだ。
ノイバラはバラ科だが、同じバラ科のイチゴの花もほとんど蜜を出さないのだそうだ。
ニセアカシアの花はピークを過ぎつつある。花の下で撮影していると、枯れた花がぽとぽとと落ちてくる。
花はハチが顔を突っ込むと重さで蕊が飛び出る仕組みになっており、これでハチのお腹に花粉をくっつけて送受粉をする。マメ科の花に見られる特徴だ。
本当はこの様子を連続写真で撮影出来たら理想なのだが、中々に難易度が高い。
アレチヌスビトハギの花でなら、同様のシーンを連続写真で撮影することに成功しているのだが、できればフジやニセアカシアのような大型の花で撮ってみたいものだ。
ハナムグリが、花の基部に頭を突っ込んで蜜を吸っていた。これでは蕊が飛び出さないので、
送粉者としての役割は期待できないのかもしれない。
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