午前9時時点でのホオノキ。
今日こそ蕾が開いて雌性期の花になる様子を撮影するぞ!と意気込んだは良いが、中々花が開かない。やはり蕾は午前中早くには開かないようだ。
午前11時50分ごろの様子。なるほど、蕾は正午が近づいた頃になってやっと開くのか。
しかしこの花、雌性期ではなく雄性期だ。ホオノキの花は雌性先熟なので、雄蕊の前に雌蕊が熟していなければおかしい。つまりこの花は昨日すでに雌性期の状態を終えていて今日は開花二日目と言うことになる。
またやらかした。もう撮影可能な高さにある蕾も少なくなってきたので、あと数日がラストチャンスだろう。
帰る準備をしていたら、もう萎れかけの花にハナムグリがやってきた。そういえば、ホオノキには甲虫がやってくるという話を埴沙萠さんが生前よく語っておられたという噂を耳にしたことがある。実際、埴さんの本にホオノキの甲虫訪花について書いてある本が二冊存在する。
やってきたハナムグリをよく見ると、体に白い花粉を付けてる。しかも、日が照り始めるにつれてホオノキの樹上を無数のハナムグリが飛び交い始めた。
これは是非とも取りたいシーン!と興奮したのだが、ホオノキの花はどれも高いところにあってマクロレンズで撮影できる位置までハナムグリが来てくれない。
苦戦しているうちにバイトの時間になってしまった。
明日リベンジだ。
0 件のコメント:
コメントを投稿