庭で草取りをしていたら、アレチウリが侵入していることに気が付いた。アレチウリは特定外来生物に指定されている植物で、持ち運びや栽培が禁止されている。まだ一株しか侵入していないようなので引っこ抜いてしまえば一瞬で駆除できるのだが、一日だけツル運動を観察してみることにした。
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巻き付くものを探している |
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13:48:12 ツユクサの茎に触れた |
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13:48:58 ツルが茎に沿うように曲がっていく |
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13:50:16 ツルが一周した |
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13:52:50 ツルは茎を二周した。 |
アレチウリのツルは、物に触れてからツルが曲がるまでが非常に早い。ツルが触れてから茎や棒を2周して巻き付くまで数分だ。
たまに、トンボがアレチウリのツルに巻き付かれて身動きが出来なくなっている様子を見かけるのだが、休憩や睡眠をしていたトンボにツルが触れ、その後一分ほどでツルが体を一周し、もがいているうちに2週目のツルに固定されてしまうのだろう。
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3:14:02 ツルがねじれた |
ツルが巻き付いた後、数時間かけて上の写真のようにツルがねじれていく。
ねじれることによってツルに”あそび”ができるので、強風が吹いたりしても中々ちぎれない。
アレチウリは外来植物の中でも繁殖力、侵略力が桁違いなので、ツルの巻き付く速度が他のウリ植物と比べても早いのではなかろうかと思ったがそうでもないようだ。
福音館から出ている埴沙萠さんの植物記には、ヘチマのツルが麻ひもに巻き付く様子の定点写真が細かい日時付きで載っているのだが、巻き付きの速さは今回撮影したアレチウリとほとんど同じだった。
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